
【進路情報】コラム『自分の未来を描く!大学入試ロードマップ』②「入試方式」の賢い選び方
こんにちは!
前回のコラムでは、自分の「好き」や「得意」から進路のヒントを見つける方法を学びましたね。
今回は、いよいよ具体的な「大学入試の方式」について深掘りしていきましょう。
「一般選抜」「総合型選抜」「推薦入試」…聞き慣れない言葉がたくさん出てきて、混乱してしまうかもしれません。
でも、心配いりません!それぞれの特徴を理解すれば、自分にとって有利な戦い方がきっと見えてきます。
大学入試の主な方式は、大きく分けて次の3つがあります。
1.一般選抜
特徴: 大学入学共通テストや、各大学が独自に行う個別試験(二次試験)の成績を中心に合否が決まります。学力試験の点数が合否を大きく左右するため、日々の学習の成果が最も問われる形式です。
こんな人におすすめ: 特定の科目が得意な人、地道な努力を積み重ねるのが得意な人、基礎学力に自信がある人。
2.学校推薦型選抜(旧通称:指定校推薦)
特徴: 高校からの推薦書を基に、学力試験だけでなく、面接や小論文、提出書類などを総合的に評価されます。学力だけでなく、高校での活動実績や人物像も重視されます。
こんな人におすすめ: 高校の評定平均が高い人、部活動や生徒会活動、ボランティアなどで顕著な実績がある人、面接やプレゼンテーションが得意な人。
3.総合型選抜(旧AO入試)
特徴: 学力試験だけでは測れない、個性や意欲、思考力などを多角的に評価する入試です。書類審査(志望理由書など)、面接、小論文、グループディスカッション、プレゼンテーションなどが課されることが多いです。
こんな人におすすめ: 自分の興味関心や将来の目標が明確な人、主体的に探究活動に取り組んできた人、コミュニケーション能力や表現力に自信がある人。
自分に有利な入試方式を見つけるポイント!
これらの入試方式は、それぞれ求める学生像が異なります。
だからこそ、自分の強みやこれまでの高校生活での経験と照らし合わせて、戦略的に選ぶことが重要です。
「評定平均は高いけど、面接は苦手…」 → 一般選抜や、学力重視の学校推薦型選抜を検討。
「生徒会活動や探究活動に力を入れてきた!」 → 総合型選抜や学校推薦型選抜で実績をアピール。
「とにかく学力で勝負したい!」 → 一般選抜で、得意科目を中心に得点を稼ぐ。
また、私立大学と国公立大学では、入試のスケジュールや共通テストの利用方法、併願の考え方も異なります。行きたい大学の入試要項をしっかり確認し、担任の先生や塾の先生と相談しながら、自分だけの合格戦略を立てていきましょう。
入試方式は一つではありません。自分に合った「戦い方」を知って、合格への道を効率的に進むことが、受験成功の鍵になります。
次回は「成績だけじゃない!『合格を引き寄せる』学習習慣とマインドセット」について解説します。お楽しみに!