News&Dig

回答募集 参議院選挙は7月20日 国会のしくみとあわせて考えよう

7月20日に参議院議員の選挙が行われます。
参議院は、衆議院と並んで国会を構成する2つの院のうちのひとつです。

国会では、法案や予算案などを衆議院と参議院の両方で話し合い、どちらも賛成すれば成立します。
ただし、重要な場面で意見が分かれたときは、衆議院の決定が優先されます。
これは、衆議院の方が選挙の機会が多く、国民の意見をより反映しているとされているからです。

それぞれの院の特徴を整理すると…
・衆議院
 - 任期:4年(ただし途中で解散あり)
 - 世論の変化に反応しやすい
 - 決定のスピードが速い

・参議院
 - 任期:6年(解散なし)
 - 3年ごとに半数を選び直す仕組み
 - 長い視点で政策を見きわめられる
 - 「良識の府」とも呼ばれ、冷静な判断が期待されている

このように、2つの院がバランスをとることで、幅広い意見が国会に反映されるようになっています。

日本のように院が2つある制度は「二院制」と呼ばれます。G7(主要7か国)はすべて二院制を採用していますが、世界には「一院制」の国もあります。
・一院制の例:スウェーデン、ニュージーランド、韓国、中国 など

・一院制の長所:決定までがスピーディー
・二院制の長所:多様な意見を反映しやすい

今回の参議院選挙で特に注目されているのは、物価高への対策として「消費税」をどうするかという点です。
・多くの野党は、消費税の減税や廃止を主張
・与党(自民党・公明党)は、消費税は維持し、給付金の配布を提案
消費税は年金・医療・介護・子育て支援などに使うことが決まっているため、与党は減税に慎重な立場をとっています。

選挙に行くなら、「どんな社会を目指すのか」「それをどの政党に託したいか」を考えることが大事な一歩です。ニュースや政党の公約を見たり聞いたりして、自分ならどうするか考えてみてください。

参考:朝日中高生新聞デジタル for School(2025年7月6日)

1 件の回答 (新着順)
やまし バッジ画像
WS運営
2025/07/10 15:45

いよいよ参議院選挙が近づいてきましたね!
今年は兵庫県知事選での斎藤知事再選、東京都知事選での石丸伸二さんの躍進を見てると、なんだか今回の参議院選挙でも「何か」が起きそうな予感がするのは自分だけでしょうか?

既存の枠にとらわれない新しい風が吹くのか、それとも別の動きがあるのか、若者の政治参加への関心も高まっている今、開票が本当に楽しみです!

みんなも注目してみよう!
未来を考えるいいきっかけにもなりますし、結構面白いですよ!